うそとほんとすなとねこ

風の向くまま気の向くまま、自称読書家が今まで読んだ本を羅列する程度のブログです。

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

有川浩『レインツリーの国』

どうも、沙猫です。 弱者の権利だバリアフリーだといった話が現れて久しい今日この頃でありますが、このバリアフリーとはよく言ったものでして。たとえば若人と高齢者、障碍者と健常者の生活を妨げる「障壁(バリア)」から自由になろうって訳です。 だがま…

カミュ「異邦人」

どうも、沙猫です。今日も楽しく、私の心をびりびりと震わせた本を紹介していこうと思います。当然のようにネタバレを含むのであらかじめご了承ください。 今日のお題はアルベール・カミュの名著『異邦人(窪田啓作訳、新潮文庫、1954年初版)』です。 主人…

カフカ「変身」

どうも、沙猫です。 記念すべき書評第一回は、皆大好きカフカの「変身」をレビュー致します。 ※当然のようにネタバレがあるほか、一部、別の小説との比較を含みます。 ある朝、グレゴール・ザムザが目を覚ますと、大きな毒虫になっていた。 翻訳によって多少…

はじめに【ご挨拶】

はじめまして。「うそとほんとすなとねこ」管理人の「沙猫(すなねこ)」です。わざわざネットの海で足を止めて、当ブログをご覧になっているあなたにちょいとご挨拶。 元々私、ツイッターで140字書評を投稿していた、しがない読書人(笑)でして。 140字じ…